このサイトについて


1)継体天皇ゆかりの史跡めぐり

〔作成経緯〕

 勤務先会社のホームページで利用していたサーバーのサービス停止で、同サーバーが推奨していたホームページ作成サイト「JimdoFree」が、会社のホームページ作成ソフトにマッチするか確認する必要を感じていました。

 そんな折、平成28年10月13日、高校同級生会が運営しているメーリンググループの投稿の中で、H.Eさんから「話題をちょっと変えて/継体天皇」という記事が投稿されていました。

 日頃から地元に伝承が残り気になっていながら、よくわからなかった継体天皇について、これまで転勤先で断片的に関連史跡を訪れてきた史跡巡りの記憶をたどりながらこのサイトを立ち上げてみました。

〔継体天皇伝承との接点〕 

 私の故郷には、継体天皇ゆかりの伝承・伝統行事が残っています。

 大迹皇子(校歌での尊称)との最初の出会いは、小学校の校歌にあります。当時は大迹皇子が後の継体天皇との認識はありませんでした。 

 24歳の頃、岡太神社の秋祭りで継体天皇に係わる「迹王の餅」と云われる伝統行事の当番者の順番が回ってきて、勤務地の浜松からこの神事に参加したことが思い出に残っています。

〔彦主人王の王墓との出会い〕 

 継体天皇に関心を持ったのは、40歳の頃、転勤先の滋賀県高島市で、休日を利用して近隣をサイクリングを楽しんでいた際に、偶然、彦主人王の御陵参考地に出会ったことでした。彦主人王が小学校校歌に謳われている大迹皇子の父ということ、この滋賀県高島市で大迹皇子が出生されたことを知り、大迹皇子のことを身近に感じたところです。

〔磐井の乱と岩戸山古墳〕 

 次に、関心を持ったのは、45歳頃、勤務先の福岡県春日市で、福岡県八女市の岩戸山古墳(筑紫君磐井)を見物に行ったときでした。ここの資料館の説明(アニメ動画)では、筑紫君岩井は、大和王権(継体天皇時代)の圧政から郷土の民を守った英雄と評価されていました。

〔皇居の変遷〕

  このサイトの中で、「皇居の変遷」の各地へは、未だ訪問していません。機会を見て行ってみたいと思います。

〔郷土史への関心〕

  転勤族として、勤務地の歴史を知るとともに、自分の郷土の歴史(継体天皇の事績)も知っておくことは、地元の皆様との交流をするうえで必須の事項ということを再認識しました。

2)古代史の謎

〔邪馬台国論争への関心〕

 九州の地は邪馬台国や卑弥呼についても歴史ロマンにあふれる伝承や旧跡が残る土地柄、過去に奈良県奈良市での勤務経験もあり、邪馬台国畿内説や北部九州説との関連で、九州に於ける古代史に関する歴史散歩を楽しみました。

〔九州王朝説〕

 福岡県春日市の勤務は、約2年でしたが、初めての単身赴任だったので、週末は地元での草野球への参加や北部九州を中心にした名所旧跡巡りを楽しんでいました。その関係で九州王朝説に出てくる地名や旧跡について理解ができ、同説にも関心を持てました。

〔古代遺跡・古代伝承〕

 特に印象に残ったところは、卑弥呼の墓ではないかともいわれた平原遺跡(福岡県糸島市)、中世太宰府の防御施設である大野城跡・基肄城跡・水城(福岡県大野城市・基山町) 、日本を代表する神話の里と言われる高千穂、その他、北部九州を中心とした名所旧跡を巡りました。

〔神社と祭神〕

 亦、同地に所在する、志賀海神社、宗像大社、宇佐神宮、高良大社、宮地嶽神社等の縁起等を通じ、九州王朝説にも腑に落ちるところがありました。

〔神仏習合と修験道〕

 神社仏閣等をめぐって感じたことは、戦後世代の我々は、神仏習合と修験道について、あまりにも無知であることを痛感しました。

 このことを知らないと、わが国の神社仏閣等を理解することが出来ないということがわかりました。

〔近現代の宗教政策〕

 我が国の宗教政策を考えると、中世の神仏習合、明治維新の廃仏毀釈、戦後のGHQ施策(神道指令等)により、大きく変貌してきたことが分かります。特に、神仏習合については、現在もその影響が強く残っているのではないかと思っています。

 このことを理解しないと、現在の我が国の宗教について理解が難しい様に思いました。

 

3)古代史の虚構

 約10年前に亡くなった、私の学生時代の同級生(Y.Atumi氏)から、「古代史の虚構」と題する大論文のコピーを受領しました。受領当初、正直、古代史の定説と大きく異なっており、どのようにコメントしてよいか迷いました。

 その後、このホームページを作成する過程で、古代史の謎に触れていくにつれ、彼の主張について少し関心が持てるようになりました。

   特に、「天降り神話」の場所が『古事記』(福岡県)と『日本書紀』(宮崎県・鹿児島)との違いなどは、説得力があると思いました。

    その他にも、いくつか古代史の謎とされている事件等についても、独自の説を展開しています。

 ただ、私にとり、古代史に関する素養に欠けているため、なかなかこの論文の理解に苦労しているところです。

 いずれにしても、わが国の皇室の伝統は紆余曲折を経ながらも万世一系の家系を保ってこられ、このことが我が国の永年にわたる安寧の源泉と理解しており、日本国民として皇室を崇敬しているところです。

4)古代史の謎に係る文献

 我が国の古代史に関わる文献は、『古事記』・『日本書紀』がメインであるけれど、これらも大陸・半島の文献を引用しているものが多い。

 これらの文献との整合性・相違性等を見極めるためには、それぞれの原点を探ることも大事だと思います。

 但し、その理解には、必ずしも追随できないところがあり、先人の解説を勉強する必要性を痛感しているところです。

5)近現代史の復習

 古代史を探るに当たっては、先ず、近現代史の理解が不可欠なような気がしています。

 戦後の団塊世代に生まれた我々は、戦後の所謂GHQによるWGIP(ウォー・ギルト・インホメーション・プログラム)により、日本を弱体化すべく憲法改正、教育基本法等の制定によるいわゆる「戦後レジューム」が構築され、従来の歴史・伝統・文化を否定され、日本人としての自信・誇りを喪失(いわゆる「精神的武装解除」)されられたと云われています。

 この「戦後レジューム」の影響は、占領終了後も、教育機関と言論機関が、その推進機関と監視機関となったかのように無国籍的な国民の拡大再生産されていったのではないかという識者もいます。

 この自信・誇りを取り戻すため、現在、教育基本法等の改正が行われ「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養う」という目標が示され、青少年の意識も少しずつ正常化していると思います。

 この際、少しでも多くの若者が近現代史の復習の為、この拙文に触れていただければ望外の喜びです。

6)歴史散歩への誘い

〔東北〕

 青森県の勤務地で約2年間生活し、北東北の名所旧跡を巡る機会がありました。  

 日本史の中で出てくる「前九年の役」や「後三年の役」などは、学生時代は関心もなく良く分かっていませんでした。しかし、古戦場巡りを通じて、東北における大事件だったことが理解できました。

また、「みちのく南部800年」という本を読み、その関連史跡めぐりを通じて、奥羽地方における中世の歴史のいったんに触れたような気がしました。

〔近畿〕

 滋賀県、奈良県での勤務経験を踏まえ、西国33か所札所巡りや奈良・京都・大阪等の名所旧跡を巡る機会があり、奈良では山の辺の道に近いところに3年程住んでおり、近辺の名所旧跡巡りを楽しみました。

〔吉備〕

 岡山県には、造山古墳・作山古墳等に関心があり、家内と二人で総社からサイクリングで吉備路を楽しみました。鬼の城、吉備津神社等も興味深いものがありました。

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 このサイトの内容は、これまでの史跡めぐりと、Wikipedia等、Webサイトからの情報によったものが多く、学術的な検証を行ったものではありませんので、ご了解ください。

 また、引用している写真も、過去の史跡巡りで撮影したデータを消失したため、主としてWikipediayaや公共機関等のHPから引用していますが、できる範囲で引用元を明示するようにしています。今後、機会を見て自己撮影の写真に切り替えたいと思っています。

                         2016.10.18 noriokakyou/2021.7.2更新/2023.2.10更新



継体天皇との出会い⇒花筐小学校校歌


校名の由来

花筐小学校は、三里山の麓、花筐公園の近くに位置する伝統ある小学校です。校名「花筐(かきょう)」は、地域に伝わる謡曲「花筐(はながたみ)」にちなんだもので、明治時代に旧福井藩主 松平慶永(春嶽)候筆による「花筐校」の額贈を受け、以後「花筐小学校」と呼ばれることとなりました。


更新記録

29.02.22 「潜龍の地」目子媛街道の追記

29.06.28 「磐井の乱」岩戸山物語の追記

31.04.17  「ホーム」邪馬台国・越前説の追記、「皇居の変遷」出典写真の追記 

31.05.12~ ページ追加「古代史の謎」 03.05.24:分割掲載/項目整理概成

01.05.18~ ページ追加「古代史の虚構」03.01.05~分割掲載開始

02.06.22~ ページ追加「古代史の謎の文献」(作業中)

02.07.20~ ページ追加「歴史散歩への誘い」(地方別⇒都道府県別ページへ)

02.10.09~ ページ追加「近現代史の復習」03.05.16:項目整理概成 

03.05.30 「父方の里」息長氏考の追記 

03.06.12  各ページEdit Hit Counter設定

03.06.24 「近現代史の復習⑤(戦前・台湾)」ページ非表示トラブルの復旧

03.07.07 「古代史の虚構」⑨別表「九州年号」別図「松野氏連考」を分離

04.03.24 「古代史の謎」⑨「神社と祭神」の補備修正

05.04.15  ページ追加「近現代史の復習⑪まとめ」 


サイト設立日:28.10.18

 最終更新日:05.04.15